2022年07月06日

●紙ゴミ燃やしているのを見た

●紙ゴミ燃やしているのを見た

●紙ゴミ燃やしているのを見た

●紙ゴミ燃やしているのを見た

●紙ゴミ燃やしているのを見た
●20220705 野焼き 木田郡三木町氷上 ファミマ近く

営農に見せかけて茶色い納屋西側で紙ゴミを燃やしていたのを見た



●野焼きからは大気汚染物質が発生

焼き畑や野焼きではモノを燃やしているので、PM2.5などの大気汚染物質も当然発生します。

PM2.5のような微粒子が発生しているから、煙として見えるわけです。

特に春先や秋には、自治体が観測しているPM2.5濃度が特定の観測点のみで突発的に急上昇する場合があり、これは野焼きの影響が強く示唆されます。

したがって、呼吸器疾患・循環器疾患・アレルギー疾患を持つ方の住居付近で野焼きが行われると、深刻な健康影響をもたらす可能性があります。


●PM2.5濃度が高くなりやすい気象条件について


以下のような気象条件時には、野焼きなどの地域内の発生源の影響によりPM2.5濃度が高くなりやすいとされています。

1.弱風時

野焼きは、事故を防ぐため風が弱いときに実施されることがありますが、弱風時は野焼きにより排出された大気汚染物質が大気中に滞留して拡散しにくいため、PM2.5等の濃度が高くなりやすいとされています。

2.逆転層形成時

野焼きが実施されることの多い秋季~冬季の晴れた日の夜間は、大気下層に逆転層が形成されることがあります。

逆転層が形成されると、地表面付近の大気が安定するため、野焼きにより排出された大気汚染物質の濃度が下がりにくくなり、PM2.5等の高濃度事象が発生することがあります。

3.高湿度時

気温が低く湿度が高い場合、大気中での化学反応により、PM2.5の成分である硝酸塩(NO3-)が二次的に生成されやすくなります。

<参考文献>
野外焼却の実態とPM2.5濃度への影響に関する考察
都市・広域大気汚染の生成機構解明に関する研究、若松伸司、大気環境学会誌、Vol.36、No.3、p.125-136、(2001)。
エアロゾル用語集(書籍)、日本エアロゾル学会、(2004)

環境省HPより
https://www.env.go.jp/air/osen/pm/ca/180327A/PM2.5_Abesshi2.pdf

●参考資料
他県(特に佐賀県)は先進的取り組みをしているというのに・・・https://www.env.go.jp/air/osen/pm/ca/180327A/PM2.5_A%20besshi.pdf






Posted by よりよい未来のために at 10:58